老人ホームに航空会社が特殊車両 お風呂の浴槽満たす 千葉

老人ホームに航空会社が特殊車両 お風呂の浴槽満たす 千葉
停電や断水が続く千葉県横芝光町の老人ホームに、本来は航空機の翼に付着した雪などをとかすために使われる特殊車両が派遣され、お風呂の浴槽を満たしました。
横芝光町では12日も、多くの地域で停電が続き、電話がつながりにくく、断水も発生しています。

寺方地区にある老人ホーム「吉祥苑」には、60人を超えるお年寄りが入所していますが、台風以降、入浴できない状態が続き、スタッフが鍋で温めたお湯を使ってタオルをぬらし、体をふいたりしてきました。
これを受けて日本航空は、特殊な液体を温めて航空機の翼にかけ、付着した雪をとかす機能を持つ特殊車両のうち、まだ一度も使われたことのない新車を成田空港から派遣しました。
車両が施設に到着すると、タンクの中で水を50度ほどに温めたあと、ホースなどを使って浴槽に注ぎ、スタッフが早速、バケツにお湯を移してお年寄りの足を洗っていました。
「吉祥苑」の大塚真樹子施設長は、「温かいお湯に触れられてふだんの生活に少し近づいたと感じます。こうした取り組みはありがたい」と話していました。