診療所で人工透析再開 停電続く医療機関も 千葉 館山

診療所で人工透析再開 停電続く医療機関も 千葉 館山
台風15号に伴う大規模な停電の影響で、千葉県館山市の医療機関では一時、人工透析ができなくなりましたが、停電が解消したり発電機を使うなどして12日から再開しました。しかし、依然として停電が続く医療機関もあり、医療関係者からは一刻も早い電力の復旧を望む声が聞かれます。
このうち、千葉県館山市内にある診療所「原クリニック」では、11日まで停電のため人工透析ができなくなり、バスを用意して患者を別の医療機関に送るなどして対応していました。

11日の夜に電力が復旧したため、12日から人工透析を再開し、透析を行う時間を夜間まで延長して、およそ70人の患者への透析を行いました。

週に3回通うことが必要な65歳の男性は「停電のため遠くの病院まで、ふだんの倍の時間をかけて移動しなければならなかった。近くで透析ができるようになりうれしい」と話していました。

ただ、市内では依然として停電が続く医療機関があり、発電機を稼働するなどして最低限の電源を確保しているものの、エアコンなど空調設備の大部分が使えないところもあるということです。

原クリニックの院長で、館山市を含む安房地域の「安房医師会」の原徹会長は「透析を再開でき一安心だが、地域医療を支えられるぎりぎりの状況に変わりはない。一刻も早く電力が復旧してほしい」と話していました。