産油国 経済減速で減産進める方針を確認

産油国 経済減速で減産進める方針を確認
サウジアラビアやロシアなどの主要な産油国は、世界経済の減速を懸念する声が広がっているとして、原油価格の下落を防ぐため、目標を上回る規模での減産を進める方針を確認しました。
サウジアラビアなどOPEC=石油輸出国機構の主な加盟国とロシアなどは、今の原油の生産量が適切か検討する会合を12日、UAE=アラブ首長国連邦で開きました。

サウジアラビアなどは、価格の引き上げを図るため、協調して減産してきましたが原油価格は伸び悩んでいて、会合のあと会見したサウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相らは、市場を安定させるため、目標を上回る規模の減産を年内いっぱい続ける方針を確認したことを明らかにしました。

参加した産油国からは、世界経済の減速を懸念する声が相次いだということで、サウジアラビアが目標を上回る減産を続けるほか、生産規模の大きいイラクとナイジェリアなども減産の規模をさらに拡大するということです。

イラクのガドバン石油相は、NHKなどの取材に対し「価格の下落はすべての産油国の課題になっている。われわれの多くは経済を石油に依存しており、みずからを守らなければならない」と危機感をあらわにしました。

ただ、トランプ政権が続けてきたイランなどへの経済制裁の行方によっては需要と供給のバランスが崩れかねず、産油国のねらいどおりに値上がりしていくかは不透明です。