ヤフー ZOZO買収で「一緒にインターネットの未来を作る」

ヤフー ZOZO買収で「一緒にインターネットの未来を作る」
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国内最大級のファッション通販サイトを運営するZOZOの買収を決めたヤフーは、12日の記者会見で、ネット通販事業を今後の収益の大きな柱にしていく考えを強調しました。一方、ZOZOの経営から退く創業者の前澤友作氏は、宇宙に行くための準備に時間を割くことを退任の理由に挙げました。
発表によりますと、ソフトバンクの子会社のヤフーは、ZOZOの買収を目指し、およそ4000億円を投じてZOZOの株式のTOB=公開買い付けを行うとしています。

両社は12日夕方、共同で記者会見し、ヤフーの川邊健太郎社長は、「ネット通販事業を広告に次ぐ大きな柱にしていく戦略にのっとった形だ。ZOZOと一緒になってインターネットの未来を作っていきたい」と述べ、今回の買収でネット通販事業を一気に拡大する考えを示しました。

一方、12日付けでZOZOの社長を退いた創業者の前澤氏は、退任の理由について「2023年に月への渡航を計画している。どうしても宇宙に行きたくて、その準備やトレーニングに時間を割くことが多くなるため辞任させていただくことになりました」と述べました。

前澤氏は「一部では無責任、放り投げているという意見があるのは予想していたし、ネット上に書かれているが、地位や権力に甘んじてあぐらをかいて自分を守るようなことが無責任だとずっと思っていた。辞めていく分際で何を言っているんだと思われるかもしれないが、『社員は家族』と言って、21年間、やってきた」と、ことばをつまらせながら振り返りました。

そのうえで今後について、「21年前に事業を立ち上げたときの感動をもう一度、ということで、もう一度ゼロから事業を作って挑戦したいという思いもある」と述べて、将来的に再び起業したい考えを示しました。

会見にはソフトバンクグループの孫正義社長も登壇し、前澤氏から、みずからの今後やZOZOの将来についての相談を受け、ヤフーと協議するよう勧めたことなど、今回の買収に至る経緯の一部を明らかにしました。