旧住専の処理など 西村吉正元銀行局長が死去 78歳

旧住専の処理など 西村吉正元銀行局長が死去 78歳
旧大蔵省で銀行局長を務め、旧住専・住宅金融専門会社の処理などにあたった西村吉正氏が急性心不全のため亡くなりました。78歳でした。
西村氏は、昭和38年に当時の大蔵省に入省し、予算編成を行う主計局の主計官などを務めたあと、平成6年に金融行政を束ねる銀行局長に就任しました。

その中で、巨額の不良債権を抱えた旧住専・住宅金融専門会社に対して、6800億円余りの公的資金を投入したほか、兵庫銀行や木津信用組合などの破綻処理にあたりました。

旧住専の問題の処理などで大蔵省の金融行政に厳しい批判が出る中、西村氏は平成8年に銀行局長を辞職しました。

このあと日本の金融業界では、北海道拓殖銀行や山一証券などが相次いで破綻する金融危機を迎えました。

西村氏はその後、早稲田大学の名誉教授などを務めていましたが、急性心不全のため、今月8日、自宅で亡くなりました。

西村氏の葬儀は近親者のみで執り行われ「お別れの法要」が来月25日午後1時から、東京 台東区の西徳寺で行われることになっています。