米とイラン 核開発問題めぐりIAEA理事会で応酬

米とイラン 核開発問題めぐりIAEA理事会で応酬
IAEA=国際原子力機関で開かれている理事会で、アメリカがイランは核開発の一部をIAEAに申告していない疑いがあると主張したのに対し、イランが反論し、双方で応酬が繰り広げられました。
ウィーンに本部があるIAEAでは、11日までの2日間、加盟国の代表による理事会で、イランの核開発問題をめぐる討議が行われました。

この中でアメリカのウォルコット大使は、イランがアメリカの制裁強化への新たな対抗措置として、ウランの濃縮を行う高性能の遠心分離機の研究開発を強化したことに対し「核兵器の開発につながりかねない」と批判しました。

さらに、イランは核開発の一部をIAEAに申告していない疑いがあると指摘したうえで、「今すぐIAEAに全面協力すべきだ」と主張しました。

これに対しイランのガリブアバディ大使は、イランはIAEAの査察を世界で最も頻繁に受け入れ、十分に協力していると反論したうえで、「アメリカはイランに対する破壊的なふるまいや、経済テロをすぐにやめるべきだ」と批判しました。

イランの核開発をめぐっては、敵対するイスラエルのネタニヤフ首相が9日に記者会見を行い、イラン中部の施設で核兵器開発を行っていたなどと主張しています。

これについてガリブアバディ大使は理事会のあと記者団に対し、「ネタニヤフ首相は理事会の初日にこうしたショーを行い、IAEAでの議論に影響を及ぼそうとした」と述べ、主張はでっちあげだと批判しました。