英議会閉会は「違法」裁判所が判断 ジョンソン首相新たな打撃

英議会閉会は「違法」裁判所が判断 ジョンソン首相新たな打撃
イギリスの裁判所はジョンソン首相の意向で議会が1か月にわたって閉会されているのは違法だという判断を示し、来月末のEU=ヨーロッパ連合からの離脱をめぐり、苦しい立場に立たされている首相にとっては新たな打撃となっています。
イギリスのジョンソン首相はみずからの意向で、今月10日から1か月にわたって議会を閉会しました。

これについて野党の一部の議員は、EUからの「合意なき離脱」を避けるための議論の機会を封じるもので、民主主義に反するなどとして強く批判し、スコットランドの裁判所に訴えを起こしました。

裁判所は、11日、「議会の閉会は、EU離脱をめぐる議論を妨げようという目的だった」などとして原告の主張を認め、ジョンソン首相の意向による今回の閉会は違法だという判断を示しました。政権側は、これを不服として最高裁判所に上訴することを明らかにしました。

最高裁の審理は来週、開かれる予定で、閉会は違法だと判断されれば、野党などが議会の再開を求め、新たな混乱が起きるのは必至です。

来月末の期限どおりにEUから離脱するとして強引な手段も辞さないジョンソン首相は議会だけでなく市民の反発も招いていて、今回の裁判所の判断は苦しい立場に立たされているジョンソン首相にとって新たな打撃となっています。