戦没者の遺骨収集事業 鑑定強化で新部署設置 厚生労働省

戦没者の遺骨収集事業 鑑定強化で新部署設置 厚生労働省
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戦没者の遺骨収集事業で日本人の遺骨を取り違えていた疑いが相次いで明らかになる中、厚生労働省は身元を特定するDNA鑑定の体制を強化するため新たな部署を設置しました。この部署は取り違えた疑いのある遺骨の検証も担当し近く検証結果を公表することにしています。
戦没者の遺骨の収集事業をめぐっては、厚生労働省の派遣団がシベリアに抑留された日本人のものとして収集した遺骨について、DNA鑑定した専門家が「日本人ではない」などと相次いで報告していたことが、NHKの取材で明らかになっています。

こうした中、厚生労働省は遺骨の身元を特定するDNA鑑定の体制を強化するため、10日、新たな部署「鑑定調整室」を設置しました。

国内外の戦地などではこれまでに128万人余りの遺骨が収容されましたが、DNA鑑定で身元が特定できたのは鑑定が始まった平成15年度以降、1160人にとどまっています。

このため鑑定調整室では、DNA鑑定の対象を広げる具体的な方法を検討するほか、人種の特定につながる別の鑑定方法を研究するなどして身元の特定につなげることにしています。

一方、取り違えていた疑いのある遺骨の検証作業も担当し、厚生労働省は近く検証結果を公表することにしています。