韓国 IOCに東京五輪での「旭日旗」禁止要請

韓国 IOCに東京五輪での「旭日旗」禁止要請
韓国の文化体育観光省は、来年の東京オリンピックで「旭日旗」(きょくじつき)と呼ばれる旗を競技会場に持ち込むことについて「歴史的な傷や苦痛を想起させる政治的な象徴物である」などとして禁止するよう、IOC=国際オリンピック委員会に求めたことを明らかにしました。
これは11日、韓国の文化体育観光省が発表しました。それによりますと、パク・ヤンウ(朴良雨)文化体育観光相の名義で、来年の東京オリンピックの競技会場に「旭日旗」と呼ばれる旗の持ち込みを禁止するよう求める書簡をIOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長に宛てて送ったということです。

持ち込みの禁止を求めた理由について、文化体育観光省は「旭日旗は19世紀末から太平洋戦争をはじめとする日本の帝国主義の時代に軍隊の旗として使われた。韓国や中国、東南アジアの国々にとっては歴史的な傷や苦痛を想起させる政治的な象徴物である」などとしています。

旭日旗について、日本政府は菅官房長官が今月5日の記者会見で「日本国内で広く使用されており、旭日旗の掲示そのものが政治的宣伝とはならず、持ち込み禁止にすることは想定していないというのが、組織委員会の方針だと承知している」と述べています。

IOC「問題が生じた場合は個別に判断する」

IOC=国際オリンピック委員会は11日、NHKの取材に対して、韓国側の書簡を受け取ったことを認めたうえで、「IOCはこの議論の当初から、競技会場はいかなる政治的な主張の場にもなるべきではないと言ってきた。大会期間中に問題が生じた場合は、個別に判断して対応する」とコメントし、「旭日旗」と呼ばれる旗の持ち込みを禁止するかどうかについては明言しませんでした。