長引く停電 専門家「被害が広範囲、東電誤算も」

長引く停電 専門家「被害が広範囲、東電誤算も」
台風15号の影響で発生した停電が、千葉県内を中心に長引いていることについて、エネルギー問題に詳しいユニバーサルエネルギー研究所の金田武司さんは、「飛んできたトタンや倒木で電線が切れたり、電柱が倒れたりする被害が、非常に広い範囲に広がっているのが今回の停電の特徴で、どこにどういう不具合があるかを突き止め、故障した場所を直すには、多くの人手と時間がかかる。さらに、交通渋滞が起きていたり、電話が通じなかったりという作業環境の悪さも、復旧が長引いている要因ではないか」と話しています。

また、東京電力の復旧作業が、10日に示した見通しに比べて大幅に遅れていることについては「これまでの台風被害の経験からこれぐらいの時間で復旧できるだろうという見込みがあったのかもしれないが、被害が広範囲に広がっていることをどの程度把握できていたのか、と思う。従来の経験に基づいて想定した結果、誤算が生まれたのではないか」と話しています。

そのうえで、「今後、台風はさらに大型化するおそれもあり、今の基準では、鉄塔や電柱が倒れることを前提にしなければならなくなるかもしれない。そうしたときに、どのような対策を取っていくか電力会社だけでなく、自治体などとともに総合的に検討すべきだ」と指摘しました。