福島第一原発事故の原因調査 来月にも再開 原子力規制委

福島第一原発事故の原因調査 来月にも再開 原子力規制委
発生から11日で8年半となる福島第一原子力発電所の事故について、原子力規制委員会は、10月にも原因の調査を再開し、来年中をめどに報告書をまとめることになりました。
原子力規制委員会は、福島第一原発の事故に至った原因の調査や分析を行って、5年前に報告書をまとめましたが、現場の放射線量が高く、立ち入りできない場所もあったことから、調査を一時休止していました。

この調査について規制委員会は11日、来月にも再開することを正式に決めました。調査に当たる検討会のメンバーは、規制委員会の更田豊志委員長のほか、日本原子力研究開発機構の原子炉安全の専門家や、メーカー出身の技術者など16人です。

調査では、原子炉を冷やす安全装置が正常に動かなかった理由や、放射性物質の大量放出に至った経緯などについて、新たに分かった現場の状況などを踏まえて分析することにしています。また、福島第一原発の1号機と同じ型の原発を調査し、さまざまな比較を行うことも検討しているということです。規制委員会は、来年中をめどに報告書をまとめることにしています。

規制委員会の更田委員長は「事故の痕跡を一つ一つ洗うだけでなく、当時の対策の考え方がどうであったかについても、強い関心を持っている」と話しています。