「見えない悲鳴を捜す」DMAT 拠点病院を支援 千葉 館山

「見えない悲鳴を捜す」DMAT 拠点病院を支援 千葉 館山
台風の影響による停電が続いている千葉県館山市では、地域の災害拠点病院にふだんの3倍以上の患者が訪れていて、11日からはDMAT=災害派遣医療チームが応援に入り、患者の診察などにあたっています。
館山市にある災害拠点病院「安房地域医療センター」は9日夕方に停電が復旧しましたが、地域の多くの病院がまだ診療を再開できていないこともあり、体調を崩した人や薬の処方を求める人などがひっきりなしに訪れています。

熱中症の症状を訴えて救急車で搬送される人も相次ぎ、病院によりますと、ふだんの3倍以上の患者を受け入れていて、医師や看護師などのスタッフの中には、深夜まで対応に追われ自宅に帰れない人もいるということです。

このため、11日からは医師や看護師などで作るDMATが支援を行うことになり、埼玉県や栃木県から派遣されたチームが続々と病院に到着しました。埼玉県の病院から応援に入った男性医師は、人手が足りない救急外来に応援に入り、停電が続く自宅で生活を続け「気分が悪い」と訴える85歳の女性の診療にあたっていました。

千葉県内には、11日の時点で県内をはじめ関東地方から合わせて87のチームが集まり活動しています。

診察にあたった木村祐也医師は「見えない悲鳴を捜し出すのも自分たちの仕事なので、患者に寄り添いこの地域が必要とすることを手伝いたい」と話していました。

また、安房地域医療センター救急科の藤江聡センター長は「自分たちだけで対応できる災害ではないと判断し、診療継続のために応援を要請した。停電復旧の見通しが立っていないという情報もあり、対応を考えなければならない」と話していました。