「私の地元の被害も知って」SNSに悲痛の声も

「私の地元の被害も知って」SNSに悲痛の声も
私の地元の被害を知ってほしい。台風による被害の発生から3日となる中、停電や断水の影響の深刻さや物資の不足、先行きへの不安を伝える声がSNSで相次いでいます。
千葉県東部の芝山町に住む18歳の男子高校生は、ガソリンスタンドにつながる長い車列と棚に商品がほとんどないスーパーの写真をアップしました。

男子高校生によりますと、台風から3日がたつ11日午前中も、自宅の電気と水道は止まったままで、風呂やトイレ、それに冷房が使えず、うちわで暑さをしのいでいるということです。

また隣接する山武市内のスーパーやコンビニでは、商品がほとんどなくなって水や食料を買うことができず、入荷してもすぐに商品が売り切れる状況が続き、ガソリンスタンドには給油を待つ長い車列ができていて、ガソリンが売り切れているところもあったということです。

男子生徒は、「水がないことにとても困っています。少しの水でも貴重なので風呂だけでなく歯磨きもできずにいます。市役所に行けば水をもらえると言われていますが、車がない人は炎天下で歩かないと行けないので、高齢者にとっては生死に関わるような状況になっていると思います。まちの状況も悲惨で、がれきや樹木、倒れた信号機が路上に転がったままになっています。今回の台風の悲惨さをみんなに知ってほしい」と話していました。

氷がほしい

「氷を求めて車で遠方から来られたかたもいました」

千葉県いすみ市の創業140年の酒造会社、「木戸泉酒造」は、10日、SNSで「電気、水、氷あります!」と呼びかけました。

会社では毎年、水質検査を行っている井戸水が豊富にあるほか、台風による停電もなかったことから、豊富な量の水に加えて業務用の製氷機で作る氷も提供できると情報を発信しました。

暑さをしのいだり、食料品などを冷やしたりするために氷が役立つのではないかと思っていました。

これまでに会社を訪れたのは、およそ20人。多くの人が求めていたのは水よりも氷だったということです。

理由を聞くと「子どもが熱を出してしまって…」「介護をしている親の体調が悪化して、氷枕に使う氷を探していたんです」

台風のあとの厳しい暑さ。停電のためクーラーが使えず、体調を崩した家族や周囲の人たちのために氷を求めている人たちが予想以上に多くいることに驚いたということです。

会社は井戸水を保存して使う場合は、煮沸することも合わせて呼びかけています。

社長は「困ったときはお互いさま。まだ停電している場所もあるので、自分たちができることで支援したい」と話していました。

ネットには悲痛な声が続々と

そのほかにも、インターネット上には悲痛な声が続々と上がっています。

「台風の影響甚大すぎてもはや災害」。

「復旧しない。暑くて眠れない。ぜいたくなのだろか。コインランドリー探して右往左往。ガソリンも尽きてくるのに何時間も待たなきゃいけない。なのに、家族を置いて出勤せねばならない。ねえ、こっち水風呂で髪も乾かせないんだよ?」

「車中泊して、バイト行って、案の定、めちゃクソ忙しくて、帰ってもまだ復旧していない。熱中症になりかけてるのできょうも水風呂入ってきます」

「台風15号の影響で千葉県大多喜町は停電断水中です。テレビ/携帯使えないため、情報の入手不可。この暑さとゴールが見えない中で、そろそろ精神的にキツイかと。お年寄りがとても多い地域です。この地域出身の者です。素直に助けてください」

「友人のご家族が使用している人工呼吸器の充電残量が明日(12日)昼までしかありません。発電機のレンタルか、販売をしている場所をご存じのかたがいましたら情報をいただけないでしょうか」

「お風呂貸せます 子連れ大歓迎」支援の声も

一方で、子育て中の親から赤ちゃんとその保護者に向けた支援のメッセージもあります。

「お風呂貸せます。寝泊まりもオーケーです。なにより、小さい赤ちゃんうちもいるので、子連れの方も大歓迎」。

こうつぶやいたのは、4か月の長男の子育て中だという千葉市の20代の母親。

「このような状況だと大人だけならなんとか行動できるかもしれないですが、子連れのママは厳しいだろうなと。自治体の支援にも限界があると思ったので子育て中のママどうしで直接つながれないかなと思ってつぶやきました」とツイートに込めた思いを話してくれました。

停電でクーラーが使えず、暑い部屋で汗をかいている赤ちゃんの姿、お風呂に入れてあげたいと思っていても支援を受けられず困っている保護者の姿を想像したということです。

「ミルクを作るにもお湯が必要だし、おむつが足りなくなってしまうかもしれない。でも、買い物に行くことも難しい。そんな状況になっている可能性もあると思うので助け合ってこの非常事態を乗り越えないと」と話していました。