ハリケーン直撃のバハマ アバコ島では住宅跡形もなく

ハリケーン直撃のバハマ アバコ島では住宅跡形もなく
大型のハリケーンの直撃を受けたバハマで、被害が特にひどかったアバコ島では、島の広い範囲で住宅が跡形もなくなっていて、発生から10日目を迎えても被害の全容は依然として分かっていません。
大西洋のバハマは、今月1日から2日にかけて大型のハリケーン「ドリアン」の直撃を受け、地元の警察によりますと、これまでに50人の死亡が確認されました。

ハリケーンの直撃から10日目を迎えた10日、NHKの取材班は、最も被害がひどいとされる北部のアバコ島に入りました。

島の広い範囲で住宅が跡形もなく崩れ、残骸が積み上げられたままになっていました。

港では、バハマの首都ナッソーに避難するため、住民250人以上が大型の船に乗り込んでいました。

また住宅街の道路には、港から流されてきたとみられる複数のボートが横転していました。

家を失ったという50歳の女性は、「ハリケーンが来ると聞いても、これまでは大きな被害を受けなかったので、当時は自宅にいました。しかし今回のハリケーンは、経験したことがないレベルの大雨と強風で、自宅が浸水したあと、突風で屋根が飛ばされました。何とか避難はできましたが、家や財産、すべてを失いました」と話していました。

地元メディアによりますと、アバコ島では、行方不明者が数百人以上に上るおそれがあるということです。

しかし捜索の態勢は十分ではなく、行方不明者の捜索に時間がかかっており、被害の全容は依然としてつかめていません。