香港 サッカーW杯の試合でサポーター 中国国歌にブーイング

香港 サッカーW杯の試合でサポーター 中国国歌にブーイング
抗議活動が続く香港で10日夜、サッカーワールドカップのアジア2次予選の試合が行われ、中国国歌の演奏中に、香港のサポーターの間からブーイングが上がる一幕がありました。
香港では、大規模デモのきっかけとなった容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正案について、政府が撤回を表明したあとも市民による抗議活動が続いています。

こうした中、10日夜は、サッカーワールドカップ、アジア2次予選の香港対イランの試合が行われました。

会場には、香港のチームカラーである赤色のシャツを着た大勢のサポーターが集まり「政府は要求を受け入れろ」とか「香港の自由を守れ」などと声を上げていました。

さらに試合前、中国の国歌が演奏されると、香港サポーターの間から大きなブーイングが上がり、中国政府に対する反発を示す一幕もありました。

10日夜は、SNS上で試合に合わせて抗議活動を行おうという呼びかけもあり、会場周辺の地下鉄の駅では、多数の警察官が出て警備に当たっていました。

香港では、おととし行われたサッカーの国際親善試合でも中国国歌の演奏中にブーイングが上がり、アジアサッカー連盟から政治的な主張など不適切な行為を禁じた規則に反するとして、香港サッカー協会が処分を受けています。

中国の国歌をめぐっては、香港政府がことし1月、国歌を侮辱する行為に刑事罰を科す条例案を議会に提出していましたが、一連の抗議活動の高まりを受けて審議が先送りされていました。