かんぽ生命に立ち入り検査 保険商品の不適切販売で

かんぽ生命に立ち入り検査 保険商品の不適切販売で
かんぽ生命が保険商品を不適切に販売していた問題で、金融庁は11日朝からかんぽ生命と日本郵便の立ち入り検査を始めました。販売体制の実態や法令違反の契約がどの程度あるのか、詳しく調べる方針です。
かんぽ生命をめぐっては、古い契約から新しい契約に移る「乗り換え」の際に顧客が新たな保険に入れず、無保険の状態になるなどの不適切な保険の販売が多数、見つかりました。

金融庁は11日朝から東京 千代田区にあるかんぽ生命と、保険を販売する日本郵便の本社に検査官を送り、保険業法にもとづく立ち入り検査を始めました。

立ち入り検査では、法令に違反して結ばれた契約がどの程度あるのかや、販売体制の実態、それに経営陣がいつから不適切な販売をどの程度把握していたかを詳しく調べる方針です。

かんぽ生命が不適切な販売だった可能性があるとしているのはおよそ18万3000件と数も多いことから、金融庁は、検査は数か月に及ぶ可能性があるとしています。

また、日本郵便が取り扱っていたかんぽ生命以外の会社の保険商品についても販売の実態を調べる方針で、検査の結果を踏まえ処分を検討することにしています。

かんぽ生命と日本郵便のコメント

これについてかんぽ生命と日本郵便は「検査に対しては真摯に対応し、1日も早い信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。

麻生副総理「信頼関係の立て直しを」

かんぽ生命と日本郵便について、麻生副総理兼金融担当大臣は、臨時閣議のあとの記者会見で、「保険契約者の利便を害し、信頼関係が失われている。信頼関係を立て直すことが最も大事なのではないのか。かんぽ生命や日本郵便で考えなければいけない」と述べました。