停電で命の危険 千葉のALS患者「電源の備え」訴え

停電で命の危険 千葉のALS患者「電源の備え」訴え
難病のために人工呼吸器を使っている千葉県八千代市の男性は、今回の台風で一時、自宅が停電し、命の危険を感じました。日頃から予備の電源を用意して備えることの重要性を強く訴えています。
千葉県八千代市に住む医師の太田守武さん(48)は、8年前、全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病、ALS=筋萎縮性側索硬化症を発症しました。ふだん人工呼吸器を使用し、妻の友香利さんに支えられながら、医師としての知識を活用して災害への備えや障害者の避難などについて広く伝える活動を行っています。

今回、千葉県を襲った台風15号で、太田さんの自宅も一時、停電しましたが、人工呼吸器などの装置はすぐに予備電源に切り替わり、難を逃れることができたということです。

太田さんは自宅に人工呼吸器などの予備電源やカセットボンベで動く発電機、それに車で充電できるたんの吸引器などを準備し、停電しても3日間は大丈夫なように備えているということです。

太田さんは目の動きを通じて文字を示し「停電はやはり怖かった。電気がないと命に関わる病気の人も少なくないので、電源の確保は大切だ」と訴えていました。

妻の友香利さんは「停電については非常に不安ですが、災害に備えた訓練を定期的に行ったり、情報交換を行ったりして備えていきたい」と話していました。