“陸の孤島” 成田空港にスロバキアの歌声

“陸の孤島” 成田空港にスロバキアの歌声
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台風15号の影響で成田空港に足止めされた大勢の人たちをいやそうと、その場に居合わせたスロバキアの高校生の合唱団がロビーで美しい合唱を披露する動画がネット上に掲載され、話題になっています。ただ、合唱団も台風の影響で搭乗予定だった飛行機に乗れず、帰りの飛行機や費用のめどがたっていないということです。
合唱を披露したのは、今月2日にスロバキアから来日し都内などでコンサートを行った高校生の合唱団「カンティカノバ」の生徒たちおよそ40人です。

一行は、9日、スロバキアに帰国する予定でしたが、台風15号による鉄道の運休で出発時間に間に合わず、空港に足止めになりました。

こうした中、人々の気持ちが明るくなればとスロバキアの伝統の歌などを披露したということで、この時の様子がネット上に掲載されると、「陸の孤島でみんなイライラしていただろうにどれだけの人が救われただろう」とか、「究極を救うのは人の和なんですね」といった声が相次いでいます。

動画を撮影した男性は、同じように空港に足止めされ、寝床を探していたところ遠くから歌声が聞こえてきたということです。

はじめは、3~4人ほどでしたが、あっという間に100人ほどが集まったということです。

男性は「このような状況に陥った時に周りを勇気づけられる、元気にさせてくれる行動ができる人をとてもすばらしく思いました」と話していました。

合唱団のメンバーの一人の男性は「私たちが歌っていたらみんな幸せそうな表情で、手をたたいたり踊ったりしていてうれしかったです」と話していました。

ただ、合唱団の一行は、当初予定していた飛行機に乗れなかったため、帰りの飛行機やその費用のめどがたっておらず、引き続き空港にとどまっているということで、そのことが最大の心配事だということです。