工場からの流出油 除去終わる 記録的大雨の佐賀 大町町

工場からの流出油 除去終わる 記録的大雨の佐賀 大町町
先月の記録的な大雨で工場から油が流出し、住宅や農地が被害を受けた佐賀県大町町では、油の除去作業がひととおり終わったとして10日、自衛隊が撤収し作業は一つの区切りを迎えました。
先月28日の記録的な大雨では、大町町福母地区にある佐賀鉄工所の大町工場から、およそ5万リットルの油が流出し少なくとも100棟を超える住宅が床上まで油の混じった水につかったほか、周辺の農地も浸水しました。

自衛隊などは油の除去作業を進めてきましたが、流出から13日たった10日、作業がひととおり終わったとして撤収することになりました。

午前中は自衛隊員およそ400人のほか県や町の職員、それに鉄工所の社員などが出て、吸着マットを使って水路にわずかに残っている油を取り除いたり大雨で流れてきた木の枝などを取り除いたりしました。

そして、大町町の水川町長が地区を歩いて確認し、作業が終了したことを確認しました。

午後からは一連の作業の終了式も行われ、水川町長と山口知事が作業に携わった600人余りをねぎらいました。

佐賀県と大町町では、今後も雨の際には油がにじみ出ることが考えられるとして、吸着マットやオイルフェンスを用意し注意していくことにしています。

佐賀県県民環境部の落合裕二部長は「集中的な作業はやり尽くしたと考えているが、この地区から油がゼロになったわけではないので引き続き、油が有明海に流れないよう対策を講じていく」と話していました。

また、山口知事は「2週間でなんとかここまでたどりつくことができた。農業については現状の分析を進め、必要があれば土の入れ替えなどの支援を続けていく」と話しました。