台風による社会福祉施設の被災状況 千葉

台風による社会福祉施設の被災状況 千葉
千葉県は、台風15号による県内の児童養護施設や高齢者の介護施設、障害者施設などの社会福祉施設の10日午前8時時点の被災状況をまとめました。
それによりますと、介護施設では高齢者3人が体調が悪化したり、軽いけがをしたりしたということです。

また、建物に被害が出た影響で、いすみ市の乳児院が「サービスの提供に支障がある」として、入所している15人の乳幼児を近くの公民館に避難させています。

また、市川市の介護施設では倉庫が飛ばされたり雨漏りしたりする被害が出ました。

また、85の施設が断水し、132の施設が停電しているということです。

ただ、千葉県によりますと県が所管する709の施設のうち180余りの施設が調査に回答しておらず、中には連絡がつかない施設もあるということで状況の確認を急いでいます。

停電と断水 福祉施設では

千葉県市原市によりますと、市内には停電や断水している福祉施設が複数あり、民間の一部の施設とは連絡も取れていないということです。

このうち、軽費老人ホームの「ケアハウス向日葵」では、5階建ての建物に80人の高齢者が入所していますが、9日からの停電で冷房が使えなくなっていて9日、1人が体調を崩して救急搬送されたということです。

このため、窓を開けて風通しをよくしたり、エアコンが効いた車の中で涼んでもらったりする対応を取っているということです。

また、ナースコールが使えないため、巡回を増やしているほかエレベーターも使用できず、入所者を移動させる際には、複数の職員で車いすごと持ち上げて運んでいるということです。

また、断水もしていることから、飲み水は被害が少なかった地域の施設から届けてもらったということです。

施設長の山口智史さんは「施設ができて20年たちますが、これほど大きな災害の被害を受けたのは初めてです。重度の利用者もいるため、この状況での介護は不安です。早く、電気も水も復旧してほしいです」と話していました。