表現の自由求め 作家ら再開訴える 国際芸術祭展示一部中止で

表現の自由求め 作家ら再開訴える 国際芸術祭展示一部中止で
愛知県で開かれている国際芸術祭の展示の一部が中止された問題で、作品を出展した作家たちが都内で会見を開き、展示の再開などを求めて、活動していくことを明らかにしました。
10日都内で会見を開いたのは、愛知県の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の展示に参加した作家たちです。

この芸術祭では、「表現の不自由」をテーマにした展示会が開かれましたが、慰安婦をモチーフにした『少女像』や天皇をコラージュした作品などに抗議が集まり、さらに、脅迫のFAXも届いたことから、開幕から3日で中止されました。

会見で作家たちは、「展示の中止や作家によるボイコットで、会場で多くの作品が鑑賞ができない様子は異様だ」と訴えました。そして、来月14日までの芸術祭の会期中に展示を再開するため、世界から展示の再開を望んで寄せられたSNSなどのメッセージを紹介したり、作家が市民らと、作品などについて、直接議論する場を設けたりすることなどを明らかにしました。

会見に参加した作家の1人、小泉明郎さんは、「日本では気がついたら自主規制が行われている。政治性を帯びた作品は美術館で展示できなくなっているのは明らかで問題だ」と話していました。