韓国 チョ氏の法相任命強行 保革の対立先鋭化は必至

韓国 チョ氏の法相任命強行 保革の対立先鋭化は必至
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9日に就任した韓国のチョ・グク法相は、権限が強すぎるとしてムン・ジェイン(文在寅)大統領が重要課題に掲げる検察の改革に意欲を示しました。しかし、娘の不正入学など疑惑の渦中にあるチョ法相の任命が強行されたことで、反発する保守派と支持する革新派との対立が先鋭化するのは必至とみられます。
ムン大統領の側近で9日に就任したチョ法相は就任式で「私が任命されたのは検察改革を仕上げるためであり、時代が要求する使命だ」と述べ、権限が強すぎると指摘される検察の改革に意欲を示しました。

かつてノ・ムヒョン(盧武鉉)政権が目指しながら実現できなかった検察改革は、ノ政権を中枢で支えたムン大統領が掲げる重要課題で、その陣頭指揮を託された形です。

しかしチョ法相をめぐっては、娘の名門大学への不正入学や、家族ぐるみでの不透明な投資などの疑惑が持ち上がり、検察が妻の在宅起訴や関係先の強制捜査に踏み切っています。

こうした中、司法行政のトップへの任命が強行されたことで、最大野党が「可能なすべての方法で闘っていく」などと対決姿勢を鮮明にし、反発する保守派と、支持する革新派との対立が先鋭化するのは必至とみられます。

また、チョ法相が教授を務めていたソウル大学で9日夜、任命に抗議する学生たちの集会が開かれ、今後ムン大統領を支持してきた若者層の政権離れが進む可能性もあります。