世界で40秒に1人自殺 WHO推計 日本は10万人当たりで平均超

世界で40秒に1人自殺 WHO推計 日本は10万人当たりで平均超
今月10日の「世界自殺予防デー」を前に、WHO=世界保健機関は、世界で毎年80万人近く、約40秒ごとに1人が自殺しているという推計を発表し、各国に対して自殺を予防する取り組みを強化するよう呼びかけています。
WHOは9日、加盟国のうち183か国から集めたデータを基に、世界の自殺の現状に関する推計を発表しました。

それによりますと、2016年に自殺した人は世界で約80万人に上り、40秒ごとに1人が自殺しているとみられるということです。

高齢化による死亡などを除いた年齢調整死亡率の統計では、日本は人口10万人当たりの自殺者の数が14.3人で、世界の平均の10.5人を大幅に上回りました。

10万人当たりの自殺者の割合が最も高かったのは南米のガイアナで30.2人、このほかロシアで26.5人、韓国で20.2人などとなっています。

世界全体では、とりわけ15歳から29歳の若い世代で、自殺は交通事故に次いで2番目に多い死因になっていると指摘しています。

また、2010年以降、世界全体の自殺率は減少傾向にある一方で、地域別に見ますと、アメリカ大陸でのみ増加傾向にあるということです。

国を挙げた自殺を予防する取り組みをしているのは、世界で38か国にとどまっているということで、WHOのテドロス事務局長は「自殺は予防できる。国をあげた教育によって対策を強化するようすべての国に求める」と呼びかけています。