東京 目黒区の5歳女児死亡 母親に懲役11年求刑

東京 目黒区の5歳女児死亡 母親に懲役11年求刑
去年、東京 目黒区で5歳の娘に十分な食事を与えず死亡させた罪に問われている母親の裁判で、検察は「子の命を守るという親として最低限の行動を起こさなかった」として、懲役11年を求刑しました。一方、被告の弁護士は「死亡への関与は低い」として、懲役5年が相当だと主張しました。
東京 目黒区の無職、船戸優里被告(27)は去年3月、元夫の雄大被告(34)とともに、当時5歳だった娘の結愛ちゃんに十分な食事を与えず、病院にも連れて行かずに死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われています。

9日の裁判で検察は「行き過ぎた食事制限で衰弱していくのを放置し、子の命を守るという親として最低限の行動を起こさなかった。結愛ちゃんは病的にやせ、体には170以上の傷もあった」と述べました。

そのうえで、「味方のはずの母親に最後まで助けてもらえなかった絶望や苦痛は、察するに余りある」として、懲役11年を求刑しました。

一方、被告の弁護士は「心理的DV=ドメスティックバイオレンスで雄大被告に支配され、逆らえなかった。暴行や行き過ぎた食事制限は雄大被告が行ったことで、優里被告の死亡への関与は低い」と述べ、懲役5年が相当だと主張しました。

裁判の最後に優里被告は「結愛の心も体もぼろぼろにして死なせてしまった罰はしっかりと受けたい」とはっきりとした口調で述べました。

優里被告に対する判決は今月17日に言い渡されます。また、雄大被告の初公判は来月1日に開かれる予定です。