空き家の「予防対策」を 相続手続きの無料講座 埼玉

空き家の「予防対策」を 相続手続きの無料講座 埼玉
各地で問題となっている空き家について、埼玉県などは中高年の人たちに、“介護予防”だけでなく“空き家予防”にも目を向けてもらおうと、専門家が地域の会合に出向いて相続の手続きなどについてわかりやすく解説する「押しかけ講座」を始めました。
全国の空き家の戸数が過去最多となるなど社会問題となる中、埼玉県などは、空き家対策として、新しい取り組みを進めています。

その名も「相続おしかけ講座」です。

別の家に住む子どもや孫が実家を相続した際に、空き家になるケースが目立つということで、中高年の人たちが集まる会合に、司法書士など相続の専門家が出向いて無料で説明します。

この日は埼玉県蕨市で行われた中高年向けの介護予防の体操教室に司法書士が訪れました。司法書士がポイントにあげたのは、「元気なうちに遺言を書くことの大切さ」です。

相続人がおよそ30人に上り、数年にわたって空き家になったケースを紹介し、自分の死後、自宅は誰が相続するのか遺言ではっきり示すことが大切だと指摘しました。

60代の女性は、「夫婦2人暮らしで子どもがいないので、自宅をどうするか考えなければいけないと思いました」と話していました。

別の60代の女性は、夫が四国出身で実家を相続したものの、今後住む見込みがないことから手放したということで、「思い出が詰まった実家だったようですが、空き家にするのはしのびないので決断しました」と話していました。

埼玉県建築安全課の錦戸陽介さんは「今の自宅を空き家にしないために相続の知識を得て、介護予防とともに空き家予防も進めてほしい」と話していました。