真珠のアコヤガイ大量死 長崎県も稚貝の3~4割死ぬ

真珠のアコヤガイ大量死 長崎県も稚貝の3~4割死ぬ
真珠の養殖に使われるアコヤガイの大量死が各地で問題となる中、全国的な生産地の1つ、長崎県でも、稚貝の3割から4割が死んでいたことが漁協の調査で分かりました。
アコヤガイの生産が盛んな愛媛県や三重県では大量死が問題となっていますが、長崎県でも同じような死に方をしているアコヤガイが複数の養殖業者によって見つかりました。

養殖業者で作る長崎県真珠養殖漁業協同組合が7日臨時の会合を開いて、対馬を除く29の養殖業者を対象にアンケート調査を行った結果、死んだ稚貝の割合が、例年は1割以下にとどまるところ、ことしは、平均して3割から4割程度に上っていたことが分かりました。

中には7割から8割程度の稚貝が死んだという養殖業者もいましたが、いずれの業者も真珠の核を入れる母貝への被害はほとんどなく、ことしの出荷には影響はないということです。

漁協では、来月にかけて急きょ新たな稚貝を生産し、被害の大きい養殖業者に無償で提供することにしています。

全真連=全国真珠養殖漁業協同組合連合会の会長も務める県真珠養殖漁業協同組合の藤田哲也組合長は、「県内の漁場は広範囲で、場所によって被害が出た時期や規模が異なることが分かった」と述べたうえで、全真連として今月中に全国の被害状況を取りまとめ、来月、国に報告する考えを示しました。