EU離脱延期法案成立へ 英首相の今後の対応が焦点

EU離脱延期法案成立へ 英首相の今後の対応が焦点
EU=ヨーロッパ連合からの離脱をめぐり、イギリスではEU側に離脱期限の延期を求めることを政府に義務づける法案が9日に成立する見通しです。ジョンソン首相は、合意の有無にかかわらず来月末の期限に離脱する立場を崩しておらず、今後の対応が焦点となります。
イギリス議会では現在、来月末に設定されている離脱期限について、EU側に延期を求めることを政府に義務づける法案が議会を通過し、女王からの承認を得て9日に成立する見通しです。

法案の成立を受けてジョンソン首相は9日、議会に再び総選挙の実施を求めるとみられますが、野党側が反対していることから採決で必要な議会の3分の2の賛成が得られるめどはたっていません。

ジョンソン首相は総選挙に応じない野党の姿勢を厳しく批判するとともに、法案が成立してもEU側に離脱の延期を求めない可能性を示唆し、来月末の期限には合意の有無にかかわらず離脱する姿勢を重ねて強調しています。

ジョンソン首相に対しては、離脱の進め方が強権的だとして保守党内からも反発が相次ぎ、7日には現職の閣僚が辞任し、離党するという異例の事態となっていて与党内も混乱するなか、ジョンソン首相がどのようにして事態の打開をはかるのかが焦点となります。