香港デモ 地下鉄が標的に 出入り口に火をつけるなど混乱続く

香港デモ 地下鉄が標的に 出入り口に火をつけるなど混乱続く
香港では8日、アメリカに支持を求めるデモ行進が行われたあと、一部の若者たちが地下鉄駅の出入り口に火をつけるなどして夜遅くまで混乱が続きました。若者たちは、このところ地下鉄の運行会社に対し、警察に協力的だなどとして駅を標的とした抗議活動を繰り広げていて、市民生活に影響が出ています。
香港では政府トップの林鄭月娥行政長官が今月4日、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例改正案の撤回を表明したあとも、多くの市民が警察の対応が適切かどうかを調べる独立調査委員会の設立など、残る要求を掲げて抗議活動を続けています。

8日は香港島の中心部でアメリカに支持を求めるデモ行進が行われ、大勢の市民が参加しました。

その後、地下鉄の駅では黒い服とマスクをつけた若者たちが出入り口に火をつけたり、ガラスを割ったりしたうえ、券売機を破壊するなどし、一時、複数の駅が閉鎖される事態となりました。

また若者たちは道路を封鎖して火をつけるなどしたため、警察が催涙弾を使って強制排除に乗り出しました。

駅構内や周辺の通りでは買い物客や家族連れがあわてて逃げる姿が見られました。

香港では若者たちが地下鉄の運行会社に対し「政府や警察の意向に添って運行を急に取りやめるなど、乗客のことを考慮していない」などと反発を強め、駅を抗議活動の標的とするケースが相次いでいて、市民生活に影響が出ています。