競泳日本学生選手権 男子は日大が12年ぶりに総合優勝

競泳の大学日本一を争う日本学生選手権は大会最終日を迎え、男子は日本大学が12年ぶりに総合優勝を果たしました。
東京 江東区の東京辰巳国際水泳場で行われた競泳の日本学生選手権は大会3日目、最終日の8日、男女合わせて12種目で決勝が行われました。

このうち男子800メートルリレーでは、ことし7月の世界選手権でこの種目の日本代表だった1年の吉田啓祐選手を擁する日本大学が、7分17秒45で4年ぶりに優勝しました。

女子800メートルリレーでは、ことしの世界選手権の女子200メートル自由形で日本選手として初めて決勝に進んだ白井璃緒選手が引っ張る東洋大学が、8分1秒48で2年ぶりに優勝しました。

男子200メートル平泳ぎでは、慶応大学1年の佐藤翔馬選手が2分9秒21のタイムで、世界ジュニア記録を更新して初優勝を果たしました。

大会の総合順位は、男子は日本大学が12年ぶり37回目の優勝を果たし、2位が明治大学、3位が近畿大学でした。

女子は日本体育大学が3連覇し、2位が神奈川大学、3位が中京大学でした。

白血病治療中の池江 3日連続で応援に

白血病の治療を続けている日本大学1年で競泳の池江璃花子選手は、日本学生選手権の会場を3日連続で訪れ、仲間に声援を送りました。

池江選手は治療のため入院中でしたが、医師から一時退院の許可を得て、6日の大会初日に東京 江東区の東京辰巳国際水泳場を訪れ、病気を公表したあと、初めて公の場に姿を見せました。

池江選手は大会最終日の8日まで3日連続で会場を訪れ、ことし4月に入学した日本大学の水泳部のシャツを着て、チームメートとともにメガホンを持ちながら声援を送りました。

池江選手は日本大学の選手がレースで優勝した際には、水泳部の応援歌をチームメートと一緒に歌うなど、楽しそうな表情を浮かべていました。

大会では日本大学が男子の総合優勝を果たし、池江選手は閉会式のあとプールサイドで行われたチームの記念撮影に参加して、笑顔を見せていました。

池江選手は所属するマネジメント会社を通じて「総合優勝することができとてもうれしかったです。ことしは出られず本当に悔しかったので必ずまたリベンジします。GO!日大!」とコメントしました。

関係者によりますと、池江選手は9日以降、治療のため病院に戻るということです。

吉田「璃花子を勇気づけられたと思う」

男子800メートルリレーでアンカーを務め、チームの4年ぶりの優勝に貢献した日本大学1年の吉田啓祐選手は「前の3人がトップでつないでくれたので、気張らずに気持ちよく泳ぐことができた」と話しました。

今大会は池江璃花子選手が3日連続で応援に駆けつけ、吉田選手は8日のレース前に池江選手から「頑張って」と声をかけられたということです。

吉田選手は「日大の男子の総合優勝を見せることができて、璃花子を勇気づけることができたと思う」と話しました。