空手の国際大会 女子「形」 清水が再試合を制し優勝

空手の国際大会 女子「形」 清水が再試合を制し優勝
東京オリンピックの新競技、空手の国際大会は最終日を迎え、すべての種目の決勝が行われ、女子「形」で清水希容選手がポイントの同点に伴う再試合を制して優勝しました。
空手の国際大会「プレミアリーグ」は、オリンピックの会場と同じ東京の日本武道館で開かれ、最終日の8日は、正確さやスピードなどを競う「形」と、1対1で対戦する「組手」の合わせて14の種目すべてで決勝が行われました。

女子「形」の決勝は、世界ランキング2位で、世界選手権2連覇の実績がある清水選手と、世界ランキング1位、スペインのサンドラ・サンチェス選手のライバルどうしが対戦しました。

2人は、国際大会の決勝のほとんどで対戦していて、去年、清水選手が敗れて大会3連覇を逃した世界選手権以降の対戦成績は、清水選手が2勝5敗と負け越しています。

2人はいずれも、素早くさまざまな方向に突きや蹴りなどを繰り出すダイナミックな動きが特徴の「チャタンヤラクーサンクー」を演武しました。

先にサンチェス選手が演武し、持ち味の力強さを全面に出した動きを披露しました。

一方、清水選手は、体をしっかり止めなければならないところで、わずかに軸がぶれてしまう場面があったものの、スピードのある美しい演武を披露しました。

演武のあとポイントが発表されましたが、技の正確さなどの「技術点」と力強さやスピードなどの「競技点」を合わせたポイントがともに27.68で同点となり、再試合となりました。

再試合では、1試合目とは別の「形」を選ぶ必要があり、清水選手は、高低差のある動作が特徴の「形」を自身の持ち味の、流れるようなしなやかで勢いのある動きで演武しました。

その結果、清水選手は27.74ポイントを獲得し、0.26ポイント差で競り勝って優勝しました。

清水選手は、東京での大会でライバル選手に勝ち、金メダル獲得が期待される来年のオリンピックに向けて弾みをつけました。

清水「無心で臨めた」

女子「形」で優勝した清水希容選手は「最初の演武では気負いすぎてミスが多かった。サンチェス選手とは、ことしに入ってずっと競っていたので、同点での再試合がいつかあると思い準備はしていたが、まさかここで来るとは思わなかった。再試合では、ここまで来たら思いっきりいこうと無心で臨めた。東京で勝ちたい気持ちが本当に強かったので勝ててよかった」と振り返りました。

そして今後については「オリンピックもあるので、どのような状況でも平常心を保ち、力を発揮できるようやっていきたい」と意気込みを話していました。