中国 8月の貿易統計 輸出入とも減少 対米摩擦激化など反映

中国 8月の貿易統計 輸出入とも減少 対米摩擦激化など反映
8日発表された中国の先月の貿易統計で、輸出、輸入がともに去年の同じ月を下回り、中国の内需の弱さやアメリカとの貿易摩擦の激化を反映した形となりました。
中国の税関当局が8日発表した8月の貿易統計によりますと、中国の輸出と輸入を合わせた貿易総額は3947億6000万ドル余りと、去年の同じ月よりも、およそ3%減少しました。

輸出は1%の減少、輸入が5%の減少となり、このうち輸入の減少は景気の減速が続く中国の内需の弱さが反映されたものと見られます。

一方、貿易摩擦を抱えるアメリカとの貿易は、中国のアメリカへの輸出が16%の減少、アメリカからの輸入が22%の減少となりました。

米中両国が互いの輸入品に関税を上乗せする措置を繰り返した結果、このところ双方の貿易は大幅な縮小が続いています。

ただ、中国の輸出が輸入ほど減少していないため、先月も中国の対米貿易黒字はおよそ270億ドル、日本円で3兆円近くあり、トランプ大統領が思うようには削減が進んでいません。

米中は今月1日、互いの輸入品への追加の関税措置を発動したほか、来月以降も新たな措置を発動する見込みで、米中2国間だけでなく周辺各国の貿易や景気に影響が広がることも懸念されます。