サウジアラビア エネルギー相更迭 価格低迷が影響か

サウジアラビア エネルギー相更迭 価格低迷が影響か
世界最大の原油輸出国のサウジアラビアのファリハ・エネルギー相が突然解任されました。サウジアラビア政府は理由を明らかにしていませんが、原油価格の低迷が続くなかで価格の引き上げに失敗したことによる事実上の更迭ではないかとの見方が出ています。
サウジアラビアの国営通信は8日、ファリハ・エネルギー相が解任され、後任としてサルマン国王の息子のアブドルアジーズ王子が任命されたと伝えました。

サウジアラビア政府は、解任理由を明らかにしていませんが、市場で原油価格の低迷が続くなか、価格を引き上げることができなかった責任を問われ事実上の更迭ではないかとの見方が出ています。

ファリハ氏は、これまでサウジアラビアなどが加盟するOPEC=石油輸出国機構とロシアなど非加盟の産油国が価格の上昇を図るために協力して続けてきた協調減産の旗振り役を担ってきました。

サウジアラビアの国家財政は原油依存が続いており、財政の均衡には高値での価格の維持が欠かせませんが、世界経済の減速で原油の需要が伸び悩み、市場では価格の低迷が続いてきました。

エネルギー相交代を受けてサウジアラビアが今後、より強硬な姿勢で各国に減産を求めるなど、政策を変更した場合、世界の原油市場に影響を与えるだけに、注目されています。