EU離脱期限延期求める法案成立へ 野党側 圧力強める

EU離脱期限延期求める法案成立へ 野党側 圧力強める
イギリスでは来月末に迫ったEU=ヨーロッパ連合からの離脱期限を延期するよう求める法案が週明けにも成立する見通しです。期限どおりの離脱を目指すジョンソン首相は延期を拒否する構えですが、野党側は7日、法案を盾に強くけん制し、来月末の合意なき離脱を防ごうと圧力を強めています。
イギリスでは、EUとの合意がないまま離脱して混乱することを防ぐためだとして、来月末のEUからの離脱期限を3か月延期するよう求める法案が議会を通過し、週明けにも成立する見通しです。

期限どおりの離脱を目指し、合意なき離脱も辞さない姿勢を示すジョンソン首相は、延期を拒否する発言を繰り返しているほか、6日、与党の議員に手紙を送り法案には従わない考えを示したと伝えられています。

これについて最大野党・労働党のコービン党首は7日、メディアのインタビューに応じ、「首相が自分は法に縛られないと発言する、極めて異常な状況になっている」と述べたうえで、法案に従わなければ民主主義を否定することになるとして強くけん制しました。

ジョンソン首相は延期を阻止するため、総選挙を実施する動議を議会下院に提出する方針ですが、可決には下院の3分の2以上の賛成が必要になります。

コービン党首は動議には賛成しない方針を改めて示し、法案を盾に離脱期限を延期させて来月末の合意なき離脱を防ごうと圧力を強めています。