英首相とEU大統領 初会談も離脱めぐる溝埋まらず

英首相とEU大統領 初会談も離脱めぐる溝埋まらず
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G7=主要7か国首脳会議にあわせてイギリスのジョンソン首相とEU=ヨーロッパ連合のトゥスク大統領が初めて会談しましたが、ことし10月末に期限を迎えるEUからの離脱について双方の溝は埋まらず、混乱につながる「合意なき離脱」を避ける道筋は見えていません。
ジョンソン首相とEUのトゥスク大統領は25日、EUからの離脱をめぐり初めて会談しました。

イギリス側の発表によりますと、ジョンソン首相はEUと合意したうえで離脱したいと強調し、離脱の条件を定めた協定案で懸案となっている北アイルランドの国境管理をめぐる条項は受け入れられないという考えを伝えました。

これに対しトゥスク大統領は協定案の修正には応じない姿勢を改めて示したとみられます。

両首脳は前日の24日、合意なき離脱を意味する「ノーディール」ということばを使い、どちらが「ミスターノーディール」と呼ばれ責任を問われることになるか、メディアを通じて応酬を繰り広げていました。

また、離脱の際にイギリスが支払う日本円で5兆円を超えるとされるいわゆる清算金について、ジョンソン首相は25日、イギリスメディアに対し、合意なき離脱の場合、全額を支払う必要はないという考えを示しました。

EU側が反発するのは確実で、離脱の期限が2か月余り先に迫る中でも合意なき離脱を避ける道筋は見えていません。