米中貿易摩擦のエスカレートに各国首脳が懸念 G7

米中貿易摩擦のエスカレートに各国首脳が懸念 G7
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フランスで開かれているG7サミット=主要7か国首脳会議は2日目の討議で世界経済と貿易をテーマに意見を交わし、多くの首脳が米中をはじめとする貿易をめぐる緊張の高まりに懸念を表明しました。
G7サミットでは、2日目の討議が行われていて、日本時間の夕方、世界経済と貿易についてのセッションが開かれました。

日本政府の関係者によりますと、安倍総理大臣は、貿易をめぐる各国の緊張やイギリスのEU離脱が世界経済の先行きに不透明感をもたらしているとしたうえで、世界経済の下振れリスクにG7が結束して対応すべきだと発言しました。

また、自由貿易の推進にはWTO=世界貿易機関を中核とする貿易体制が有効だとしたうえで、中国などを念頭に、新興国に途上国の待遇を与えていることの見直しなど今の時代に合うよう改革の必要性も訴えたということです。

世界の貿易をめぐっては、米中の貿易摩擦が長期化し、サミット直前にも双方が高い関税をかける対抗措置の応酬が続いていて、世界経済にとって大きなリスクになっています。

会議は非公開のため詳細な議論の内容は明らかにされていませんが、アメリカの政策に対してはさまざまな意見が出され、多くの首脳が貿易をめぐる緊張の高まりへの懸念を表明したということです。

そのうえで各国首脳は、世界経済のさまざまな下振れリスクに備え、成長と安定を支えるため、必要に応じて機動的かつ万全の政策対応で協調していくことで一致しました。

一方、北朝鮮や中国情勢については最終日の26日、各首脳間で議論する方向で調整しているということです。