芥川賞・直木賞の贈呈式で受賞者がスピーチ

芥川賞・直木賞の贈呈式で受賞者がスピーチ
芥川賞と直木賞の贈呈式が23日、東京で開かれ、芥川賞を受賞した今村夏子さんと直木賞の大島真寿美さんが受賞の喜びや今後の抱負を語りました。
第161回となる芥川賞と直木賞は先月の選考会で、芥川賞に今村夏子さんの「むらさきのスカートの女」、直木賞に大島真寿美さんの「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」がそれぞれ選ばれています。

23日夜、東京都内のホテルで贈呈式が開かれ、受賞した2人に記念の懐中時計と賞金の目録が手渡されたあと、それぞれのスピーチが行われました。

芥川賞の今村さんは一時、創作活動を中断していた時期もあったということですが、スピーチでは「受賞が決まったあと昔の友人から『好きなことが見つかってよかったね』というメッセージをもらい、大きなプレゼントを受け取ったような気持ちになった。受賞をきっかけに自分が『好きなことを見つけることができた』と気がついたので、この気持ちを大切に思っていきたい」と喜びを語りました。

また、直木賞の大島さんは「作家活動を始めて20年余り、全国の書店員の方々をはじめ、支えてくれた人たちのおかげで書き続けることができた」と感謝のことばを述べたうえで、自身の受賞作の主人公が人形浄瑠璃の作家だったことに触れ「この主人公のように、これからも1行1行、書き続けていきたい」と今後の抱負を述べました。