重要文化財指定の建造物 全体の20%で消火施設が老朽化

重要文化財指定の建造物 全体の20%で消火施設が老朽化
重要文化財に指定されている建造物、およそ4500棟のうち、およそ20%で消火栓などの設備が古くなって、機能が低下しているおそれのあることが文化庁の調査でわかりました。
フランス・パリのノートルダム大聖堂で起きた大規模な火災を受けて、文化庁は、防火対策が必要な重要文化財に指定されている4600棟余りの建造物の消火設備を調査したところ、およそ4500棟の管理者から回答がありました。

それによりますと、このうちの20%近く、およそ870棟の消火栓やスプリンクラーなどが、30年以上たっていて、機能が低下しているおそれがあるということです。

このなかには、世界遺産や国宝も140棟余り含まれているということです。

このため、文化庁は、建造物の構造などに応じた防火設備を整備する必要があるとして、専門家や関係省庁とも連携して管理者用の新たなガイドラインを作成することにしています。