東電 東北・九州で家庭向け電力販売を正式発表 競争激化へ

東電 東北・九州で家庭向け電力販売を正式発表 競争激化へ
東京電力は新たに家庭向け電力を販売する東北と九州で、地元の大手電力会社よりも料金を3%程度安くすると発表しました。東京電力は全国で販売に乗り出す計画で、地域の垣根を越えた競争が激しくなりそうです。
東京電力は22日、東北地方と九州地方で家庭向けの電力の販売を始めることを正式に発表しました。

23日から受け付けを開始し、標準的なプランでは地元の東北電力や九州電力と比べ料金は3%程度安くなるとしています。

例えば1か月の料金がおよそ8000円の場合、年間でおよそ2900円安くなるということです。

家庭向けの電力の販売は3年前に自由化されて以降、新規事業者いわゆる新電力の参入が相次ぎ、とくに首都圏では新電力への切り替えが進み、東京電力は多くの顧客を奪われる形になっています。

このため東京電力では販売地域を広げることで、首都圏の顧客が地方へ転居する場合にもそのまま電力を供給できるようにして囲い込みを図るほか、新たな顧客の開拓にもつなげたい考えです。

関西や中部地方にはすでに進出していて、今回の東北・九州に続いて北海道や中国地方にも進出し全国で展開する計画です。

ほかの大手電力会社も地域の垣根を越えた販売を始めていますが、全国展開するのは東京電力が初めてとなる見込みで、競争が一層激しくなりそうです。