自衛隊と米軍 サイバー攻撃に備え競技会 対処能力を競う

自衛隊と米軍 サイバー攻撃に備え競技会 対処能力を競う
サイバー攻撃への対処が安全保障の重要な課題となる中、自衛隊とアメリカ軍が対処能力を競う競技会を行いました。
競技会にはサイバー攻撃の対処などに当たる陸上自衛隊の部隊や教育機関、それにアメリカ・ジョージア州にある陸軍サイバー学校から合わせて12チームが参加しました。

競技は各地をオンラインで結んで行われ、日米それぞれのチームが、ネットワークの解析や暗号の解読などの設問に対し、対処の速さと正確さを競いました。

軍事でのサイバー攻撃は相手の指揮系統を混乱させるなどの目的で行われ、去年12月に策定された防衛計画の大綱でも、対処能力の向上が安全保障の重要な課題と位置づけられています。

こうした中、防衛省は、5年前に発足した専門部隊の「サイバー防衛隊」を昨年度に増員したほか、ことしから陸上自衛隊の教育機関で、陸海空の自衛官を統合した教育を始めるなど、人材の育成を進めています。

今回の競技会は、日本側からの打診にアメリカ側が応じる形で実現したということで、サイバー攻撃への対処について、能力や体制整備で先行するアメリカ軍との連携をさらに進めていきたいとしています。

陸上幕僚監部の廣惠次郎指揮通信システム・情報部長は、「競技会を通じて日米双方の能力を把握できるので、学ぶべきところが多い。日米の連携の在り方、自衛隊の教育訓練の在り方を見直すきっかけにしたい」と話しています。