男子走り幅跳び 27年ぶり日本新 城山が8メートル40センチ

男子走り幅跳び 27年ぶり日本新 城山が8メートル40センチ
陸上の男子走り幅跳びで、24歳の城山正太郎選手が福井市で行われた国内大会で、8メートル40センチの日本新記録をマークしました。
城山選手は、ことし9月に開幕する世界選手権出場を目指して福井市で初めて行われた国内大会の「アスリートナイトゲームズ」に出場しました。

会場の福井県営陸上競技場は、おととし桐生祥秀選手が日本選手として初めて9秒台をマークした競技場で、追い風が吹きやすいことから好記録が期待されました。

試合は、日本大学の橋岡優輝選手が追い風1.6メートルの中、1回目にいきなり8メートル32センチを跳び、1992年に森長正樹さんがマークした8メートル25センチの日本記録を7センチ更新しました。

そして3回目に城山選手が追い風1.5メートルの好条件の中、橋岡選手を上回る8メートル40センチの大ジャンプを跳んでこのまま優勝を決めました。

8メートル40センチは、リオデジャネイロオリンピックの優勝記録を2センチ上回り、今シーズンでは世界2位にあたる好記録です。

2位は8メートル32センチの橋岡選手、3位は8メートル23センチを跳んだ東洋大学の津波響樹選手で、ここまでが東京オリンピックの参加標準記録を上回る高いレベルの決着となりました。

城山選手は「8メートル20センチくらいかなと思ったので、本当に驚いている。先に好記録を出されて、出し返したことが今後、大舞台で生きてくると思う。記録は自信になるが、あまり過信しすぎないようにしたい」と話していました。

東京五輪へ新星登場

城山正太郎選手は北海道出身の24歳。これまでの自己ベストは8メートル1センチでしたが、一気に39センチと大幅に記録を伸ばしました。

城山選手は高校2年生の時に走り幅跳びを始め、東海大学2年生だった2014年の世界ジュニア選手権で7メートル83センチをマークして銅メダルを獲得し、注目を集めました。

これまで日本選手権では2位が最高で、オリンピックや世界選手権に出場した経験はありませんが、助走スピードを生かした伸びやかな跳躍が持ち味です。

今回城山選手がマークした8メートル40センチは、リオデジャネイロオリンピックの優勝記録を2センチ上回り、今シーズンでは世界2位にあたる好記録で、東京オリンピックに向けてまた一人、メダルを目指す新星が登場しました。