京アニ放火事件 今も3人が命の危険ある状態

京アニ放火事件 今も3人が命の危険ある状態
「京都アニメーション」のスタジオが放火され、社員35人が死亡、34人が重軽傷を負った事件から、18日で1か月になります。警察によりますと今も8人が入院していてこのうち3人は命の危険もある状態で、懸命の治療が続けられているということです。
先月18日、京都市伏見区にある「京都アニメーション」の第1スタジオにガソリンがまかれ放火されました。

警察によりますと、当時、3階建てのスタジオには20歳から61歳の社員が、1階に11人、2階に32人、3階に27人の合わせて70人いましたが、半数の35人が逃げ遅れるなどして死亡しました。

無事だったのは1階にいた1人だけで、残りの34人はベランダから飛び降りるなどして助かったものの、やけどや骨折などの重軽傷を負ったということです。

8人は今も入院していて、このうち3人は命の危険もある状態で、懸命の治療が続けられているということです。

一方、警察は35人を殺害した殺人や放火などの容疑で、青葉真司容疑者(41)の逮捕状を取って事件の経緯などを捜査しています。

ただ、青葉容疑者も重いやけどをして病院で治療を受けていて、時折、目は開けるものの依然、話が聴けない状態だということで、動機の解明には、なお時間がかかるものとみられます。

献花台を訪れる人絶えず

京都市伏見区にある「京都アニメーション」のスタジオ近くに設置された献花台は14日、台風10号の接近に備えて一時撤去されましたが、16日午前10時ごろ、再び設置されました。

事件発生から18日で1か月となりますが、献花台を訪れる人は絶えず、16日もお盆休みを利用してきた人や海外からの留学生などが花を手向けたり、手を合わせたりしていました。

訪れた人からは、事件に巻き込まれ今も入院して治療が続けられている社員の1日も早い回復を祈る声も聞かれました。

大阪から訪れた20代の男性は「ただひたすらによくなってほしいです。そして早く元気になってアニメを作ってほしいです」と話していました。

東京から訪れた30代の男性は「やるせない気持ちでいっぱいです。けがをした被害者の方々が立ち直るのはとても難しいと思いますが、少しでも早く心の傷を癒やし、作品に向かっていくことでメッセージを伝えてもらいたいです」と話していました。

インドネシアから留学で来ているという女性は、「落ち込んだとき、京アニの作品に救われてきました。感謝の気持ちと決して忘れないという思いをカードに書いて、置いてきました」と話していました。