夏の甲子園 作新学院3年ぶりベスト8進出

夏の甲子園 作新学院3年ぶりベスト8進出
夏の全国高校野球は、大会10日目の16日からベスト8進出をかけた3回戦が始まりました。第1試合は、栃木の作新学院が岡山学芸館高校に18対0で勝って、準々決勝に進みました。
作新学院は2点リードの3回、満塁のチャンスで8番の立石翔斗選手のレフトへのタイムリーツーベースで、すべてのランナーがかえり3点を追加しました。

作新学院はその後も得点を重ね、投げては先発の林勇成投手が、低めに丁寧に集めるピッチングで岡山学芸館打線を寄せつけず、8回2アウトまでノーヒットに抑える好投でした。

作新学院は18対0で勝って、優勝した平成28年以来3年ぶりのベスト8進出です。

岡山学芸館は、2回戦で打球を顔に受けて降板した丹羽淳平投手が先発し、5人のピッチャーがマウンドに上がりましたが、作新学院打線の勢いを止めることはできませんでした。

作新学院 小針監督「気を抜くことなく徹底できた」

作新学院の小針崇宏監督は「2回戦の反省から、1点で終わらずに得点を重ねようと話していた。全員で気を抜くことなく徹底できたのがよかった」と18得点で快勝した試合を振り返りました。

また、好投した林勇成投手については「調子はよくなかったが、野手がいい守備でもり立ててくれて打たせて取るピッチングができていた。ヒットが出たら交代と思っていたので、8回には迷うことなく次のピッチャーにかえることができた」と話していました。

作新学院 林投手「ノーヒットノーラン達成したかった」

8回の途中までノーヒットピッチングを続けた作新学院の林勇成投手は「右バッターの対策で、インコースを狙っていけたことがよかった」と投球を振り返ったうえで「野手の思いも背負ってノーヒットノーランを達成したかったので悔しい」と率直な思いを話しました。

また、5つのフォアボールを出したことを踏まえ「次の試合は無四球でいきたい」と修正点を口にしていました。

作新学院 立石選手「自分が打つとチームに勢い」

3回に満塁の走者をすべて返すタイムリーツーベースを打った作新学院の立石翔斗選手は「前のバッターがフォアボールだったので、次はアウトを取りにくると思って、どんなボールがきても打ちにいこうと思っていた」と振り返りました。

また「自分が打つとチームに勢いがでるので、ピッチャーを助けるためにも打ちたいと思っていた。打ててよかった」とうれしそうに話していました。

岡山学芸館 佐藤監督「丹羽投手 代えようとは思わず」

敗れた岡山学芸館の佐藤貴博監督は、3回2アウト満塁からタイムリーツーベースを打たれた場面を振り返り「先発の丹羽投手はこれまでも粘りのピッチングでピンチをしのいできたので代えようとは思わなかった。しかし、結果的にはあの場面が転機になった」と話していました。

そのうえで「きょうの試合でも選手たちは最後まで諦めないことを姿勢で示してくれた。このチームには諦めないことの大切さを教えてもらった。ここまでよく頑張った」と最後まで笑顔でプレーした選手たちをたたえていました。

岡山学芸館 丹羽投手「全力でやりきった 後悔ない」

岡山学芸館の丹羽淳平投手は2回戦で顔に打球を受け、左のほお骨を骨折しながら先発のマウンドに上がったことについて「前回の試合では仲間に迷惑をかけたので、恩返しをしたいと思っていた」と話しました。

そのうえで「ケガの影響はほとんどなかったが、相手の打線がよく、ピンチで崩れてしまった。いい結果が出せなくて申し訳ない」と前半の投球内容を振り返りました。

また9回に再びマウンドに上がりこのイニングを無失点で抑えたことについては「3回までは打ち込まれ悔しい思いをしたので、9回は絶対に抑えてやろうと思ってマウンドに上がった。最後は抑えられてよかった」と話し「全力でやりきったので後悔はない」と話していました。