岐阜 長良川増水で観覧船4隻に被害 16日夜の鵜飼中止

岐阜 長良川増水で観覧船4隻に被害 16日夜の鵜飼中止
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台風10号に伴う大雨で、岐阜県を流れる長良川では、係留されていた鵜飼いの観覧船4隻が流されたり、大きく壊れたりする被害が出ました。船の係留場所を囲う堤防が壊れたことが原因とみられています。
長良川名物の「長良川鵜飼」を見物する観覧船を運航している岐阜市によりますと、係留されていた45隻のうち、これまでに20人乗りの船4隻が流されたり、大きく壊れたりしたということです。

長良川の岸には、川の流れから船を守るため、市が「仕切り堤」と呼ばれる堤防を整備して流れの緩やかな係留場所を設けていますが、大雨で川の勢いが増したことで「仕切り堤」が午前11時半ごろから少しずつ削られたということです。

その結果、「仕切り堤」はおよそ100メートルにわたって壊れ、係留場所に大量の水が勢いよく流れ込み、船に被害が出たとみられるということです。

長良川では、上流の関市板取で午前7時半ごろまでの1時間に60.5ミリの非常に激しい雨が降るなど大雨となり、一時、4つの観測所で自治体が避難の呼びかけなどを行う目安とされる「避難判断水位」を上回りました。

「長良川鵜飼」は、お盆の時期で多くの予約が入っていましたが、岐阜市は16日夜の鵜飼いを中止することを決めました。

愛知県豊橋市から観光で訪れた50歳の女性は「水かさが多くて心配していました。せっかく来たので鵜飼いを見たかったですが、中止になってしまい残念です」と話していました。

この場所では、去年7月の大雨でも「仕切り堤」が壊れたことから、市は「仕切り堤」を強化することも検討していて、岐阜市鵜飼観覧船事務所の林素生所長は「客の多いシーズンなので、船が足りなくなる日が出てくるかもしれず残念です。被害が続いているので対応を考えたい」と話していました。