債券市場 長期金利が3年ぶりの低水準 世界経済先行きに警戒感

債券市場 長期金利が3年ぶりの低水準 世界経済先行きに警戒感
世界経済の先行きへの警戒感が強まる中、16日の債券市場では、比較的安全な資産とされている日本の国債を買う動きが広がり、長期金利は一時、マイナス0.255%と3年ぶりの低い水準となっています。
米中貿易摩擦などを背景に、金融市場では世界経済の先行きへの警戒感が強まっていて、世界的に株安も進んでいます。

こうした中、16日の債券市場では、比較的安全な資産とされている日本の国債を買う動きが広がって、価格が上昇しました。

国債は価格が上がると利回りが低下する関係にあり、なかでも長期金利の代表的な指標とされている満期までの期間が10年の国債の利回りは一時、マイナス0.255%まで低下しました。

これは平成28年7月以来、およそ3年ぶりの低い水準です。

市場関係者は「経済の減速に対応しようと、ヨーロッパ中央銀行が来月にも追加の金融緩和に踏み切るのではないかという観測が広がり、欧米でも国債を買う動きが広がった。日本も同じ流れとなっている」と話しています。

一方、日銀は大規模な金融緩和策の一環で長期金利を低く誘導するため、大量の国債を買い入れています。

ただ16日は国債を買い入れる量をこれまでより減らしていて、市場では、これ以上、長期金利の水準が下がらないことをねらった対応ではないかという受け止めが出ています。