7月の世界平均気温 観測史上最も高く 米海洋大気局

7月の世界平均気温 観測史上最も高く 米海洋大気局
NOAA=アメリカ海洋大気局は、先月1か月間の世界の平均気温が16.73度と、記録が残る1880年以降、およそ140年間で最も高くなったと発表しました。
NOAAは15日、世界の気象データの分析結果として、先月の世界の平均気温が16.73度と、20世紀の平均の15.8度を1度近く上回ったと発表しました。

これまで最も高かったのは2016年7月の16.7度で、先月は1880年に世界の統計を取り始めて以降、およそ140年間で最も気温の高い月となりました。

中でもアメリカのアラスカ州やカナダの西部、ロシアの中央部などで平年より2度以上高くなり、これらの地域では大規模な山火事が報告されているほか、北極海でも衛星写真を使った観測を始めて以降、氷の面積が最も小さくなっています。

またヨーロッパでは各地で熱波による死者が出るなど、環境だけではなく人間にも深刻な影響が出ています。

NOAAによりますと、世界の平均気温は、34年以上にわたってすべての月で前の年の同じ月を上回り続けています。

世界各国の科学者で作る国連のIPCC=気候変動に関する政府間パネルは、二酸化炭素などの温室効果ガスの削減が遅れれば、食糧供給が困難になるなど重大な影響を招くとする報告書を今月まとめています。