地中海で救助の難民 欧州諸国に受け入れ強く呼びかけ 国連

地中海で救助の難民 欧州諸国に受け入れ強く呼びかけ 国連
アフリカからヨーロッパを目指す難民などが地中海で遭難する事故が後を絶たない中、国際NGOが救助船を出して難民の救助に乗り出したものの、イタリアなどヨーロッパ側が受け入れを拒否しているため、難民が行き場を失っていて、国連が事態の改善を呼びかけています。
貧困や内戦を理由にアフリカからヨーロッパを目指す難民や移民は今も後を絶たず、国連機関によりますと、ことしに入ってからおよそ600人が地中海でボートが遭難するなどして死亡したり、行方不明になったりしています。

こうした状況を改善しようと、国際的なNGO「国境なき医師団」は先月から救助船、「オーシャン・バイキング号」の運用を開始し今月9日からの4日間で103人の子どもを含む356人を救出したと発表しました。

また国連によりますと別のスペインのNGOも151人を救助したということです。

しかし、イタリアやマルタは難民などの受け入れを拒否しているため、難民たちは入国できずに行き場を失って船の上での生活を余儀なくされているということです。

「国境なき医師団」は難民たちを紛争や貧困が深刻な出身国に帰還させるのは危険だとしていて、国連はヨーロッパ諸国に難民を受け入れるよう強く呼びかけています。