パキスタン カシミール地方の問題で各地で抗議集会やデモ

パキスタン カシミール地方の問題で各地で抗議集会やデモ
パキスタンではインドのモディ首相が領有権を争うカシミール地方の州の自治権の撤廃を改めて正当化したことについて各地で抗議集会やデモが行われています。
このうちパキスタンの首都、イスラマバードの中心部では、インド政府に抗議する集会が行われ、市民およそ500人以上が参加しました。

参加者は「カシミールに自由を」などと書かれたプラカードやパキスタンの国旗を手にシュプレヒコールをあげ、インド政府に対して自治権の撤廃をすみやかに取り消すよう訴えていました。

参加した男性は「カシミールの人たちの人権は侵害され、無視され続けている。まわりで立ち上がる人たちの姿をみて抗議に参加した。状況が改善するまで行動を続ける」と話していました。

集会やデモはパキスタンの独立記念日の14日もイスラマバードをはじめ国内各地で行われていて、インドに対する反発が高まっています。

東京でも抗議集会

インドがパキスタンと領有権を争うカシミール地方の州の自治権を撤廃したことに抗議する集会が15日、東京のパキスタン大使館で開かれ、参加者からインド側を強く非難する発言が相次ぎました。

集会には、日本で暮らすパキスタン出身の人たちおよそ70人が参加しました。

参加者からは「自治権が撤廃された州では、インド当局による女性や子どもたちへの暴力が横行している」とか、「住民の多くがイスラム教徒なのに、自治権の撤廃後、夜間外出禁止令が出され宗教施設で礼拝できる機会が制限されている」などといった発言が相次ぎました。

そのうえで、問題の解決に向けて、国際社会への情報発信を強めていく方針を確認しました。

自治権が撤廃された州に親戚が住んでいるという男性は「現地ではインターネットや電話が断絶されているため、連絡が取れず心配です」と話していました。

新しい駐日パキスタン大使に就任することが決まっているイムティアズ・アハマド氏は「インドがカシミールの人たちの人権を侵害しないよう、日本の人たちにも現状を知ってほしい」と話していました。