パキスタン首相 国際社会は仲介役を カシミール地方の問題で

パキスタン首相 国際社会は仲介役を カシミール地方の問題で
インドのモディ首相が、パキスタンと領有権を争うカシミール地方の州の自治権の撤廃を改めて正当化したことについて、パキスタンのカーン首相はインド側を強く非難したうえで、問題の解決に向け国際社会が積極的に仲介役を果たすよう求めました。
インドのモディ首相は独立記念日の15日、国民向けの演説を行い、パキスタンと領有権を争うカシミール地方のジャム・カシミール州の自治権を撤廃したことについて改めて正当性を主張しました。

これを受けて、パキスタンのカーン首相はジャム・カシミール州の現状について、ツイッターに「夜間外出禁止令や軍隊の増強が行われているほか完全に通信手段が失われている」などと投稿し、インド側を強く非難しました。そのうえで、「住民の虐殺や民族の浄化を国際社会は黙って見つめるつもりなのか」と述べ、問題の解決に向け国際社会が積極的に仲介役を果たすよう求めました。

パキスタン政府はインドと当面、貿易を停止するなど対抗策を相次いで打ち出している一方、今月13日には国連の安全保障理事会に緊急の会合を開くよう要請しています。

パキスタンとしては、インド側の措置は一方的で違法な行為だとしてこの問題を国連の場で取り上げることで、インドに対する国際社会の圧力を強めたいというねらいがあるものとみられます。