スポーツクライミング世界選手権 リード女子 15歳の森秋彩が銅

スポーツクライミング世界選手権 リード女子 15歳の森秋彩が銅
東京 八王子で開かれているスポーツクライミングの世界選手権リード女子で15歳の森秋彩選手が銅メダルを獲得しました。
スポーツクライミングの世界選手権はボルダリング、リード、スピードのそれぞれの種目のほか、オリンピックで実施される3種目の総合成績を争う複合が行われ、複合で7位以内に入った日本勢トップの選手は東京オリンピックの代表に内定します。

15日は高さ12メートル以上の壁で制限時間内に登った高さを競う種目、リードの女子決勝が行われ、日本からは森秋彩選手と野口啓代選手が臨みました。

このうち世界選手権初出場の15歳の森選手は中盤、手前に反った傾斜の急な壁のホールドでてこずりましたが、足と手の動かす順番をみごとに立て直し、その後も持ち前の持久力とことしにかけて身につけたパワーで高度を上げ、3位に入って銅メダルを獲得しました。

日本の女子が世界選手権のこの種目でメダルを獲得するのは2005年の野口啓代選手の銅メダル以来で、日本山岳・スポーツクライミング協会によりますと15歳10か月での表彰台は、世界選手権の男女の全種目を通じて日本勢の最年少だということです。

野口選手は、森選手らと同じ高さに到達しましたが、準決勝の順位で下回って5位でした。優勝はスロベニアの20歳、ヤンヤ・ガンブレット選手でボルダリングに続き今大会2つ目の金メダル獲得です。

一方、リード男子の決勝は楢崎智亜選手が4位、原田海選手が7位でした。チェコのアダム・オンドラ選手が2大会ぶり3回目の優勝を果たしました。

「悔しさ70%、うれしさ30%」

森秋彩選手は「表彰台に上ることができてうれしいが今は悔しさが70%、うれしさが30%だ。会場の声援が苦しい時に力になった。練習で限界に挑むために体や心がよれてからも登る練習を涙を流しながらやっていた。苦しい練習に耐えたので、きょうも苦しくなってから粘り強く登れた」とここまでの努力をはにかみながら振り返りました。

今季からワールドカップにも参戦

森秋彩選手は茨城県出身、高校1年生の15歳です。小学1年生の時からスポーツクライミングを始め、1メートル54センチとほかの選手に比べて小柄な体格ながら持久力があり、リードを得意としています。

おととし、13歳で出場した世界ユース選手権は年代別のカテゴリーでリードで優勝、複合で2位と活躍しました。

今シーズンからワールドカップにも参戦し、ボルダリングの中国の呉江大会で3位、リードのスイス大会で3位と健闘しています。

ことし5月の複合のジャパンカップでは、野中生萌選手、野口啓代選手に続いて3位に入りました。