トライアスロン 五輪・パラ テスト大会で選手が熱中症の疑い

トライアスロン 五輪・パラ テスト大会で選手が熱中症の疑い
東京オリンピック・パラリンピックでトライアスロンの会場となる東京のお台場海浜公園で、テスト大会を兼ねた国際大会が始まりました。暑さ対策として急きょ走る距離を半分にしたものの、海外から参加した選手1人が熱中症の疑いで病院に搬送されました。日本トライアスロン連合の大塚眞一郎専務理事は「東京オリンピックで午前7時30分としているスタート時間をさらに早めることも検討したい」と話しています。
この大会は、来年の東京大会の競技会場となるお台場海浜公園周辺で15日から4日間、本番のテスト大会を兼ねて行われる、オリンピックの代表選考レースの1つとなっているため海外の有力選手も参加しています。

初日の女子は、熱中症を予防するための指標として使われる「暑さ指数」が、運動を原則中止する基準の32度になると予測されたため、国際競技団体のガイドラインにあわせてランの距離が半分となり、1.5キロを泳ぐスイム、40キロを自転車で走るバイク、5キロを走るランで争われました。

暑さ対策として、ランのコース上では給水所の数を増やしたほか、水を霧状に吹きつけるミスト装置も設けられるなどの措置もとられましたが、レース後、フランスの選手が1人、熱中症の疑いで病院に搬送されました。

レースは、日本選手3人が出場したものの、いずれもスイムとバイクで大きく出遅れ、最後のランで巻き返した高橋侑子選手が1時間43分44秒で23位になったのが最高で、16位以内に入ればオリンピックの代表に近づいただけに厳しい結果となりました。

本番でスタート時間を早めることも検討

国際トライアスロン連合のゲルゲイ・マーカススポーツディレクターは「暑さ指数が31度を超えると、距離を短くして競技を行うというガイドラインに従い、距離を短くした。東京オリンピック本番で今回のように距離が変わることはありうる。どのような大会でも選手の安全が優先だ」と述べました。

日本トライアスロン連合の大塚眞一郎専務理事は、「東京オリンピックで午前7時30分としているスタート時間をさらに早めることも検討したい」と話しています。

日本選手トップの高橋 「来年に生かしたい」

日本選手トップになったものの、23位に終わった高橋侑子選手は「暑さには対応はできたが、スイムが思ったようにいかず、バイクも後ろのほうになり、オリンピックのメダルというところに向けて課題を多く感じた。本番と同じ状況でできたことは選手にとって力になったので、ここで得たことを来年に生かしていきたい」と話しました。